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008
永尾博司さん 75歳
徳島県生まれ
木工作家・Caféねこぱんオーナー
【同居家族】妻と猫1匹。
【今朝の朝食】パンとヨーグルトとサラダ。朝食は妻か僕か、早く起きた方が作ることになっていて、今朝は僕が作りました。
【もし100万円あったら】大型の木工旋盤を中古で買いたい。制作の幅が広がるので。
【行ってみたい国】子どもの頃から憧れてるのはギリシャとモロッコ。
【しあわせを感じる時】やっぱり何か作ってる時でしょうね。木以外のものも、やりたいことは増えるばっかりやけど手がついていかなくて。
【村で好きなところ】商業的な看板など含めて「何もないところ」かな。
もともと工業デザイナーをしていて、退職後に奈良の訓練校に通って木工を学びました。村を知ったのは2006年、工房を探してる時に「廃校がある」って聞いて。荒れていた状態だったのを、半年かけて掃除しながら合同アトリエ「は・ど・る」を立ち上げたんです。2009年にカフェをオープンしてからは、ここもかなり開かれた場所になってきたけど、当初から、みんなで一緒に何かをやろうというより、作り手それぞれが自分の仕事に責任をもってレベルを高めていけば、結局それが村の魅力になるんだ、と思ってました。作品づくりは、木を見ながら手を動かしながら、無心になれる瞬間が好きですね。人には傷や歪みに見えるものでも、木にとっては自然の味だから、それを全部生かしたい。この廃校もそうで、朽ち果てるまでちゃんと輝かせてあげる、使い切ってあげることが礼儀やと思うんですよ。
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